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2014/07/20

一陣の風

辺り一面が砂塵と黒煙で溢れかえっている。波の様に押し寄せる、ダーカー達の総攻撃にダークファルスの今回の襲撃の本気度が窺える。

「右、行きます」

レーダーマップに映る仲間の動きを確認しながら、ダーカー達の動きを予想する。侵食が進んだソケットからは、いつダーカー粒子砲が出現してもおかしくない状態だ。早めに浄化しないといけないが、ダーカー達の波状攻撃を捌きながらの状態ではそれすら困難を極める。

エウレカさん達が採掘基地に辿り着いた時点で、既にダーカーによる侵食が広がっている状態であった。これらを浄化する為のエネルギー源として、採掘基地周辺でしか採れない「結晶」と呼ばれる石を使う。

更に有難い事に、この結晶のエネルギーを利用して、人型迎撃兵器「Arks Interception Silhouette」略して「A.I.S」を起動させる事も出来るらしい。

そんなモノを開発する予算があるなら、もっとアークスの待遇も良くして欲しいもんだ、と悪態をつきながら塔周辺を見渡す。

近くにダーカーはいないようだ、と一安心したのも束の間、上空から弾丸が降ってくるではないか。上からの攻撃は全く予想していなかったエウレカさんは、慌てて塔の影に身を隠して注意深く空を見上げる。

侵食された戦闘機がこちらをロックオンしているのが、悲しいかなハッキリと見える。近接のエウレカさんには上空の戦闘機を攻撃するのはとても骨が折れそうなので、素直に逃げることにする。

逃げながら途中でさりげなく結晶も回収する。後ろの方で派手な爆発音がした。どうやら迎撃されたようで一安心。

と、突然現れる巨大な壁。侵食されたようなその壁は、ダーカーの作り出した妨害兵器である。これでは仲間達と分断されてしまい、非常にマズイ。レーダーマップを確認しながら、最短ルートで合流を図る。

・・・

・・・・・

・・・・・・・どれくらい時間が経っただろうか、倒しても倒しても現れるダーカー達の攻撃で、かなり危険な状態だ。仲間の顔にも憔悴した様子が窺える。

「もう少しだ!頑張ろう!」

どこからかそんな掛け声が聞こえた。確かに徐々にダーカーの勢力も落ちてきた感じだ。なんとか持ちこたえれるのではないか、と思ったがそれはあくまでこちらの希望でしかなかったようだ。

突然空が歪む。大型ダーカー出現の特有の現象だ。歪んだ空間から、ソレはゆっくりと姿を現した。

Pso20140719_235139_001 ココに来て超大型ダーカー「ダーク・ビブラス・ユガ」の登場である。

その見るからに強靭そうな体躯に、歴戦のアークス達も戦慄すら覚える

中型ダーカー達も大量に現れ、一斉にこちらに向かってくる。どうやら向こうも最後の力を振り絞っているようだ。

一番近い拠点目掛け、ダーカー達の波が押し寄せる。後ろからはユガがゆっくりと近づいて来るのが見える。

ユガのパワーの前では、拠点に張れるバリア程度では耐え切れるハズがない。既に半壊している塔が破壊されてしまうのは時間の問題だ。

「もう、無理なのかな・・」

襲い掛かるダーカー達と相見える自身の動きすら、スローモーションのように感じる。一瞬の油断も許されない状況なのに、なぜか白々しい気持ちにすらなる。

ダーカー達を押しのけ、ユガがついに目の前に現れる。エウレカさん達の前で、その巨躯はあまりにも圧倒的で、もはや絶望と言う言葉しかでてこなかった。

・・・・

・・・・・

・・・・・・・時が止まったかのような一瞬の静寂の後、ユガの咆哮で我に返る。もうやるしかない!ニ振りのカムイを構え、飛び上がろうとしたその刹那、爆風が巻き起こる。

Pso20140719_234258_000 ユガの前に立ちふさがる巨大な影

「待たせたな!もう大丈夫だ!」

仲間からの通信が聞こえる。そう、ついにA.I.S登場である。

起動までにやたら時間がかかる上に、短時間しかエネルギーが持たないと言う、プ○グコードがついてないだけマシなレベルの大食らいだが、その戦闘能力は生身のアークスの比ではない。

エウレカさんもすっかり忘れていたが、起動できるだけのエネルギーがいつの間にやら貯まっていたようだ。すぐさま他のアークスも数人起動準備に入る。

絶望から希望へ、一気に戦局が傾く。フォトンブラスターの全機一斉射撃で、ユガの巨躯が大きく傾く。普通のダーカーなら跡形もなく消し飛ぶ破壊力だと言うのに、物凄い耐久力である。

近くの防衛ソケットから、エウレカさんもA.I.Sを起動する。そもそもエウレカさん、巨大ロボを操縦するのはお手の物であるw真新しい操縦桿をしっかりと握り、目も眩むような速さで発進する。

・・

・・・

・・・・徐々に燻った火が消えていく。ようやく訪れた休息に、安堵のため息が漏れる。

Pso20140719_235438_003 エウレカさんの機体は、ダーカーの最後の猛攻で大破してしまった。

これは後で始末書かなぁ、とか考えていると、彼方から仲間達が戻ってくる。多少の負傷者は出たが、皆無事に戻ってこれたようだ。

「みんな、おつかれさま」

火照った体に、一陣の風が心地よい涼しさを運んできてくれた。

さあ、帰ろう。今日は皆で美味しいものでも食べて、ひたすら寝よう!

任務中に偶然拾った高そうな武器を、そっと懐に隠すエウレカさんであったw

 

                 ~「採掘基地防衛戦:絶望」~

きっといつかニルヴァーシュにも乗れるハズ!すすめ!エウレカさん。

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コメント

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SSが誰ももっちの事とは一言も言ってない件(爆)

防衛戦はSS撮る暇がほとんどないから、しょうがないから使ってやったのよ!

投稿: エウレカ | 2014/07/21 00時57分

おおーwSSカッコよく撮れてる!!頑張った甲斐があったなw
絶望は楽しいですがめちゃくちゃ疲れますね…w
近接不遇だけどSランク取れるように頑張りましょ~ノ

投稿: 若もっち | 2014/07/20 20時04分

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